酒気帯び運転の新人警官、検問突破

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栃木県警は3日、飲酒運転の発覚を恐れ、検問を突破。その後の逃走中に物損事故を起こしたとして、小山署・地域課に所属する23歳の巡査を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

同乗者も現役警官で、警察では酒気帯び運転容認の疑いもあるとして、この警官からも事情を聞く方針だ。

栃木県警・交通機動隊の調べによると、事件が起きたのは2日の午後11時55分ごろだという。宇都宮市宮の内付近の国道121号線で県警・交通機動隊が飲酒検問を行っていたところ、1台の乗用車が警察官の停止命令を無視し、そのまま走り去った。

直後に待機していたパトカーがサイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始。乗用車は約1kmの間を80km/h程度のスピードで逃げ続けたが、同市さつき2丁目付近の市道を走行中に運転を誤り、民家のブロック塀に接触して停止した。

その後の調べで、逃走したクルマを運転していたのは小山署・地域課に勤務する23歳の巡査と判明した。また、同乗していたのは別の署に勤務する22歳の巡査であることもわかった。2人とも酒を飲んでおり、運転していた巡査からは酒気帯び相当量のアルコールを検知したため、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

また、同乗の巡査も運転者が飲酒したことを認識しつつ、自分の家まで送っていくことに同意しているため、今後は道交法違反(酒気帯び運転容認、もしくは幇助)の疑いで調べを進めていくとしている。

巡査は取り調べに対して「午後10時ごろから中ジョッキで4杯ほどのビールを飲んだ。検問で飲酒運転の発覚を恐れて逃げてしまった」などと供述しているという。

警察では
「交通取り締まりをする側の警察官が逮捕されたことは情けないし、県民に対しても誠に申し訳いという気持ちでいっぱいだ。今後2人の巡査には何らかの懲戒処分を実施する方向で検討していく」とコメントしている。

なお、2人の警官は今年9月末に現場配属となり、勤務を始めたばかりだった。

《石田真一》

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