【新聞ウォッチ】奥田会長、身内のトヨタ張社長を厳重処分

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【新聞ウォッチ】奥田会長、身内のトヨタ張社長を厳重処分
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年12月5日付

●日本経団連、奥田会長続投へ(読売・1面)

●高速道路建設、一部見送り、政府・与党調整、料金活用維持、道路族にも配慮(朝日・1面)

●カローラが好調、年間首位も視野(朝日・13面)

●鉄鋼セーフガード撤廃、米が決定、報復関税を回避へ(毎日・1面)

●風岡国交事務次官、信頼損ない遺憾、トヨタの試験問題漏洩で(毎日・10面)

●日本経団連、トヨタを厳重注意 会長会社初の処分(毎日・10面)

●三菱車輪脱落、「金属疲労で破断」横浜母子3人死傷、科警研が鑑定(毎日・27面)

●国交省、20−31日路上工事しません。年の瀬の渋滞を解消(毎日・27面)

●内に外に“世界のトヨタ”勇み足、中国で不快広告、謝罪(東京・8面)

●軽の年間首位「ムーヴ」有力、「ワゴンR」抜く(東京・8面)

●邦人客乗せバス横転、エジプトツアー、同じ高速(東京・26面)

●自動車販社、ホンダ系、日産子会社買収、双方の新車販売、メーカー支配に転機(日経・1面)

ひとくちコメント

奥田碩・日本経団連会長が自らが会長を務めるトヨタ自動車の張富士夫社長を厳重注意処分した。きょうの各紙が取り上げているが、自動車整備士技能検定の試験問題がトヨタ系列の販売会社に漏れた不祥事を重く受け止めたもので、旧経団連時代を通じて、現職会長の出身母体の企業が不祥事で処分されたのは初めてのケース。

奥田会長は同社の役員らから事情を聞いた上で、処分を決定したというが、同時にトヨタ会長としての自らの経営責任も問われることになる。奥田会長はこれまで東京電力や三井物産などの不祥事の際には財界総理の立場から歯に衣着せぬ発言で厳しく言及してきただけに、身内の不祥事発覚は頭の痛いところ。

こうしたなか、きょうの読売が「日本経団連、奥田会長続投へ」と改めて1面で報じている。財界活動に専念するためトヨタの会長職を退任する可能性が強まってきた。

《福田俊之》

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