国土交通省、2007年度までにETC利用率を70%に

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国土交通省が平成16年(2004年)度の道路政策のポイントをホームページに掲載した。

それによると、ETC利用率を07年度までに全国平均で70%、首都高・阪神高速で85%に向上させる計画である。16年度の目標値は、全国で30%、首都高で40%、阪神高速で35%を目標としている。

ちなみに、03年度は11月27日末現在の利用率は、全国で12.6%、日本道路公団で12.9%、首都高で14.5%、阪神高速で8.4%という状況である。

確かに、ETCの普及状況は、毎月13万以上の伸びで推移しているし、利用状況も2%/月ペースで向上している。高速を頻繁に利用しているドライバーは、積極的にセットアップしている状況で、03年度の目標は達成できる可能性は高い。

今後は、高速道路の利用が月に1回程度のドライバーに対してどうETCを導入させるかが課題になってくるだろう。

ETCの利用率を向上させるための政策も掲載されている。均一料金体系を採用している首都高などでは、利用距離を反映させた料金体系への移行や今年度実験を行っている夜間割引など、時間帯に応じた料金設定をETC利用によって実現しようとしている。

ETCユーザーと非ユーザーとの利便性の格差は、ETCの普及状況を伸ばすことになるはずで、こういう動きはユーザーとしても歓迎できる。

《編集部》

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