阪神高速道路公団は、同公団Webサイトで提供予定の「阪神高速道路経路検索システム」のデモンストレーションを大阪モーターショー会場内(インテックス大阪、5日−8日)で実施していた。
このシステムは、地図上に示されたランプ名をクリックし、利用する月日や時間帯などを選択すると、推奨するコースと所要時間などを表示してくれるものだ。
所要時間については過去のデータが加味されており、同じコースによっても出発する時間帯や曜日によって、それが増減される仕組み。説明員の話によると、実際の所要時間と大差ないレベルで情報提供が可能だという。
同様のシステムは首都高速道路公団がすでに導入しているが、首都高のシステムは利用するランプ名ではなく、方向の指示もしなくてはならないなど、ユーザーフレンドリーな画面づくりとは言えない印象がある。
阪神高速のシステムはランプ名をクリックするだけなので、使い勝手は首都高バージョンよりも上という印象を受けた。
一部のパーキングエリアにおいては同様の情報を提供する機器がロケーションテストを目的に設置されているが、家庭やオフィスの端末から情報検索を可能にすることが最終目標としている。
現段階では提供開始時期は未定となっているが、来年春から夏ごろにサービスを始めたいと説明している。