衝突でパニックの73歳---バックで暴走、歩行者を巻き込む

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16日午後、京都府京都市内の市道交差点で、乗用車4台が関係する衝突事故があり、パニックを起こした1台がバックギアに入れたまま暴走。歩道に乗り上げるように走り、歩行者1人をはねるという二次的被害を起こした。

警察では暴走したクルマを運転していた73歳の男から事情を聞いている。

京都府警・五条署の調べによると、事故が起きたのは16日の午後5時30分ごろ。京都市下京区烏丸通仏光寺付近の交差点で直進車と右折車による衝突事故が起きた。

直進していたクルマは衝突直後に停止したが、そのわずか数秒後に後方へ向かって激しい勢いでバックしていった。クルマは停車中のタクシー2台へ次々に接触。そのまま歩道に乗り上げ、近くのホテルの前に立っていた48歳の男性をはね、ホテルの壁面に衝突してようやく止まった。

事故の当事者のうち、右折車やタクシーの運転手らにケガは無かったが、歩道ではねられた男性は頭に軽傷を負い、病院に搬送された。また、直進車(バックしていたクルマ)の運転していた73歳の男も軽傷を負っている。

直進車を運転していた男は警察の事情聴取に対し、「事故直後にパーキングしようとシフトレバーを操作していたが、間違ってバックギアに入れてしまった。ブレーキを踏んだつもりだったが、それはアクセルだった。びっくりして何が起きたかわからなかった」と供述しているという。

また、右折車の運転手は「直進車が突っ込んできた」とも話していることから、目撃者などからも話を聞き、信号の色が事故当時に何色を示していたのかなど、さらに捜査を続けていく方針。

《石田真一》

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