三菱電機の交通事故自動記録装置がアメリカで評価

自動車 テクノロジー ITS

三菱電機が製作した「交通事故自動記録装置(AIRS)」を活用した、ケンタッキー州とインディアナ州の両州の交通当局が共同で運営するITS事業「TRIMARC」(Traffic Response and Incident Management Assisting the River Cities)が、アメリカ政府主催の「2003年全米道路安全賞」を受賞した。

受賞理由は、交通事故が多発していた交差点内での衝突事故を半減させたことによるもの。

三菱電機が製作した「交通事故自動記録装置」(AIRS)は、カメラ、音声感知センサー、コントローラーから構成され、交通事故が多発する交差点などに設置。音声感知センサーが事故を感知すると、事故の音が発生した前後数秒間の映像と音声をコントローラー内のメモリーからVTRに転送録画するシステム。

録画されたVTRで交通事故の原因を分析・把握し、交差点の標識・道路改善などによって事故減少に役立てることを目的としている。

今回、ケンタッキー州ルイビル市内で事故多発交差点にAIRSを設置。その分析結果が左折違反による事故が多発と判明。標識などを交通当局が改善することで、事故が半減した。

国内では、「TAAMS」(Traffic Accident Auto Memory System)の名称で同様のシステムを販売している。 道路の構造上の問題で多発する事故がこれを用いることで軽減できるならば、積極的に導入してもらいたいところだ。

《編集部》

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