【トヨタF1ドリーム】『TF104』---2004年に自信

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【トヨタF1ドリーム】『TF104』---2004年に自信
【トヨタF1ドリーム】『TF104』---2004年に自信 全 3 枚 拡大写真

ケルン市にある本部で「TF104」の発表会を行ったパナソニック・トヨタ・レーシング。チーフ・デザイナーのグスタフ・ブルナーは次のように語った。

【画像全3枚】

「『TF103』開発時と同じ原則に従いTF104は製造されている。間断なき改善というトヨタの哲学に則り、基本コンセプトは革命的ではなく進化的」

「TF103とTF104は外見的に大きな違いがなくとも、我々は全てのパーツを見直し、学習し、デザインし直し、改良させた。これは昨年型の持ち越しではない。全てのパートで軽量化、強化、信頼性アップを計り、全体的なパフォーマンスを向上させている」

技術コーディネーション担当ディレクターの高橋敬三は、「エアロダイナミクス全般がF1で成功を収める鍵。我々の持つ屋内風洞を最適なキャパシティで稼働させ、大きな利益を得ることができた。TF104においては空力効率とマシンの安定性の間で最適な妥協点を見つけることができた」とコメント。

新たにテクニカル・ディレクター・シャシーに就任したマイク・ガスコインもTF104の性能に自信を持っているという。

「TF104においてデザインチームは優れた仕事をしてくれた。見た目では良さそうにみえるが、実際の性能はテストで確かめたい。シャシーパフォーマンスの90%はエアロダイナミクスによって決まる。よって空力開発がTF104で最もプライオリティが高い」

「これからは短期間で集中し、マシン、ドライバー、チームから最高のパフォーマンスを引き出せるように努力し、将来的にグリッド前部に並ぶというトヨタの長期目標を達成できるようにしたい」

《編集部》

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