ヨーロッパでのGPをボイコット?……死亡事故めぐって

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ドライバーの死亡事故に関するEU(ヨーロッパ共同体)の取り決めに反発するF1チーム代表らが、ヨーロッパでのグランプリをボイコットすることもあり得ると警告している。

これはレース中に死亡事故が発生した場合、チーム責任者らを逮捕して裁判にかけることを義務づけるというものだ。

FIAのマックス・モズレー会長は、「これは深刻な問題。EU首脳陣やコミッションとの話し合いを継続し、是が非でも解決したい」と危機感を募らせている。チーム代表らもモズレーを支持。逮捕免除の特例を認めて欲しいと主張している。

しかしEU側は、「モズレー氏の側が法に勝ることはない。ヨーロッパ逮捕令状は全市民に適用される」と強行姿勢を崩していない。

現在はイギリス、ベルギー、スペインの3カ国がこの協定に調停しているが、3月にもEU残りの7カ国(フランス、ドイツ、イタリアを含む)も参加することが確定しており、最悪の場合、チームはヨーロッパでのグランプリを即時ボイコットする構えだ。

1994年イモラでアイルトン・セナが事故死したケースでも、ウィリアムズのテクニカルディレクター、パトリック・ヘッドとデザイナーのエイドリアン・ニューウィーが責任を問われる形で裁判が行われ、約10年経った現在でもまだ最終的な解決には至っていない。

《編集部》

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