日本自動車工業会が30日発表した2003年の四輪車生産実績は、前の年にくらべ0.3%増の1028万6318台となり、2年連続で増加した。国内販売が堅調だったほか、輸出もアジア、欧州向けを中心に増加したことによるもの。
乗用車の生産は、前の年に比べ1.6%減の847万8328台と、2年ぶりに減少した。普通車は同2.3%増の375万3793台と5年連続で過去最高を更新したが、小型車は同5.4%減の343万4315台となり、2年ぶりに減少した。軽も同1.5%減の129万220台で2年連続のマイナスになった。
トラックは、前年比11.1%増の174万6916台となり、9年ぶりに増加した。自動車NOx・PM法や首都圏条例によるディーゼル車規制の強化により、規制対応車への買い替えが進んだ。