外傷も無いのに死亡---実は内科的要因

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1月29日深夜、茨城県日立市内の国道245号線で乗用車がガードレールに接触したまま停止しているのを通りがかったタクシー運転手が不審に思い、警察に通報した。

乗用車を運転していた男性は収容先の病院で死亡したが、運転中に大動脈瘤破裂の症状を起こすという、事故とは関係ない内科的要因で死亡したことが後にわかった。

茨城県警・日立署によると、事故が起きた時間は1月29日の夕方から深夜に掛けての時間帯とみられている。

同日の午後11時30分ごろ、タクシー運転手の男性から警察に対して「日立市会瀬町1丁目付近の国道245号線で、事故を起こして対向車線側のガードレールに突っ込んだまま動かないクルマがいる。運転者も車内にいるが動かない」との通報が寄せられた。

警察官が現場に急行すると、1台の乗用車が対向車線側のガードレールに接触したまま止まっているのを発見した。

道路左側のガードレールにも接触痕があり、このクルマが比較的遅い速度で接触した後、そのまま対向車線側に向かって走っていったと判断された。クルマには大きな損傷がなく、道路右側に止まっていることを除けば異常は見当たらなかった。

しかし、運転席に座っていた67歳の男性はハンドルにもたれかかるように倒れており、警察官が駆けつけた際にはすでに意識がなく、呼びかけにも応じなかった。目立った外傷もなかったが男性は収容された病院で2時間30分後に死亡している。

その後の調べで、この男性は大動脈瘤破裂を起こし、それが原因で死亡したことがわかった。運転中に体に異変を感じ、減速して停止しようとしていた矢先に血管が破裂して血圧が一気に低下。意識を失った状態で接触を繰り返したものとみられている。

今回は速度が低く、クルマ自体の損傷が少なかったからこそ異常な事態と判明したが、居眠り運転による事故と考えられるケースでも、こうした突然死による要因が数パーセント含まれているのではないかという指摘もある。

他の車両や歩行者を巻き込んだ事故に発展しなかったことだけは不幸中の幸いだったといえるだろう。

《石田真一》

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