【インプレ'03】松田秀士 マツダ『アクセラ』 不満点が見えないから、かえってそれが没個性的

試乗記 国産車
【インプレ'03】松田秀士 マツダ『アクセラ』 不満点が見えないから、かえってそれが没個性的
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質実剛健。まさにそういう言葉がピッタリのクルマ。よくここまで造り込んだなぁ、というのが正直な感想。

どこをとっても標準以上。特別イヤなところは何も見当たらない。とくに、走りのスタビリティでは非の打ちどころがない。アテンザの操縦特性に安定感を与えたようなハンドリングだ。

欠点があるとすれば、すべての部分で不満がないことが、かえって没個性に見えてしまうところ。ボクは、広島にあるマツダのテストコースを限界以上のコーナリングをしたけれども、FFらしからぬステアリングの応答性とリヤサスのスタビリティのバランスは絶妙だった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

松田秀士|モータージャーナリスト
GTでフェラーリを駆る現役レーサー。INDY500やルマンなど海外レースにも積極的にチャレンジする。すでに49歳が目前という年齢ながら、まだまだ走る。モータージャーナリスト活動にも積極的。日本カーオブザイヤー選考委員。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

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