【ボルボ『S40/V50』日本発表】安全性にはとことんまで配慮しました

自動車 ニューモデル 新型車
【ボルボ『S40/V50』日本発表】安全性にはとことんまで配慮しました
【ボルボ『S40/V50』日本発表】安全性にはとことんまで配慮しました 全 4 枚 拡大写真

ボルボ『S40/V50』(6日発表)には、衝突で生じたエネルギーを吸収し、3方向に分散するという「3レッグサポート」に対応したボディ構造が採用されている。

衝突事故が起きた場合には強固なフロントバンパー(300-600MPa級のハイテン鋼)へ最初に衝撃が伝わる。バンパーは多少柔らかな260-320MPa級ハイテン鋼で作られた左右のフロントサイドメンバーと結ばれており、これが圧縮変形しながら衝撃を吸収していく。

それでも吸収しきれなかった衝撃をAピラーやクロスメンバーなど3方向に伝え、これらが変形することになるが、この部分は強固な台形構造で容易に破壊されない。ここが最終防衛ラインとなり、残った衝撃をさらに吸収して、キャビン変形も防ぐという一石二鳥の工夫がなされている。

また、エンジンは前寄りにマウントされているが、これはバルクヘッドとの距離を稼ぐためだ。衝突時には最大150mm後退。それ以上の力が加わった場合にはエンジンマウントは破壊され、エンジンごと下に落下する仕組みだ。

同時にステアリングコラムも前部が破壊されることでシャフトが折れ、140mm前方に移動。エアバッグ作動に最適なポジションを取るという。

歩行者との衝突安全性については、一回り大きい『S80』と同等の性能を確保したという。

これについてボルボ・カーズ・ジャパンの桜庭徹・マーケット企画部長は「エンジンの補機類を従来位置より下にオフセットすることで上方の空間を確保しています。またインテークマニフォールドを樹脂製にして、この部分でも衝撃吸収性を持たせました。こうした工夫があって、初めて成し遂げたS80並みの安全性です」と自信満々だった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  3. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  4. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  5. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る