【MGXパワー『SV』日本発表】半分はイタリア製、ルーツはデトマソ?

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【MGXパワー『SV』日本発表】半分はイタリア製、ルーツはデトマソ?
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MGローバー日本から発表されたMGXパワー『SV』の製作は、イギリスでMG車でラリーやBTCC(イギリスツーリングカー選手権)参戦車両を開発する、MG Soprt&Racing社で行われる。年間の生産台数はわずか30台で、そのうち10台が日本仕様として生産される予定。

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ユニークなのは生産行程で、シャシーの構築や足回りの組み付けはイタリアで行われ、その後イギリスに送られ、インテリアの取り付けやボディの塗装が行われる。このような複雑な生産工程となる理由は、このクルマのルーツにあった。

2002年のバーミンガムショーで最初に発表された、SVのベースとなったのは、その前年にフランクフルトショーに参考出品されたMG『X80』。さらにX80の設計で基本コンセプトとなったのは、デトマソのスポーツカー『マングスタ』なのだ。

製品レインジ強化を図るMGローバーは、マングスタを生産していたイタリアのカボーレ・モデナ社を買収。そのシャシー技術やV8エンジンをベースにX80を製作した。そういった経緯がありSVも車体設計の大部分がイタリアで行われている。

そしてMGローバー社では、ロータス『エスプリ』や『マクラーレンF1GTR』のデザインにも参画した、ピーター・スティーブンス氏をチーフデザイナーに迎えてSVのエクステリアデザインを開発。X80とは方向性の違う、スパルタンなスーパースポーツカーとして量産仕様を仕上げた。

《岡島裕二》

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