【MGXパワー『SV』日本発表】ブランドロイヤリティ向上のため

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【MGXパワー『SV』日本発表】ブランドロイヤリティ向上のため
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MGローバー日本は24日、年間生産30台という少量生産のスポーツカーMGXパワー『SV』の正規輸入を発表した。そのうち日本で販売される予定はわずか10台。ここまで販売台数の少ないクルマを正規輸入するのはなぜか。MGローバー日本代表取締役、南原竜樹氏は語る。

「SVの導入を決めたのは、MGのブランドロイヤリティを向上するためです。こういったスーパースポーツカーの存在をマスコミを通してアピールすることで、スポーティなMGのイメージを、皆様に知っていただくことができると信じています」

さらに「私達は今年度中に、新たにミドルセダンのローバー『45』、5ドアハッチバックのローバー『25』の導入も計画しております。同時にスポーティモデルをMGブランドでも展開し、フルラインナップ化を目指す予定です。そのためにもMGの高性能を象徴するシンボルが必要なのです」と語る。

実際の販売状況でも、ローバー『75』と同じボディを持つMG『ZT』の販売比率は、おおよそ8:2。ローバーと比較しても新生MGのブランド力は弱いようだ。

さらに「正直なところ、実際にMGXパワーSVを年間10台売ったとしても、カタログの製作や日本に輸入する手続きに費用がかかるので、もうけはありません。ヘタをしたら赤字になってしまいます」と南原氏は語った。

赤字覚悟で正規輸入を英断したMGXパワーSVがMGのブランド力を押し上げる原動力となるかに注目したい。

《岡島裕二》

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