気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年2月27日付
●ホンダ、「フィット」など19万台リコール(読売・38面)
●オウム松本被告、きょう判決(読売・39面)
●マツダは「RX-8」をリコール(朝日・37面)
●トップに天下り据えぬ。道路公団民営化、新会社に首相、猪瀬氏らと会談(産経・9面)
●トヨタ「子ども100人預かります」来月末、託児所を増設(東京・8面)
●自動車トレンドウオッチング・自動車防犯グッズ、懐に合わせて自衛強化(東京・8面)
●氷点下から未来へ、ホンダ次世代燃料電池車テスト(東京・9面)
●対日FTA 自動車年間10万台、メキシコが無税枠(東京・9面)
●自動車国内生産1月減少、自工会発表(日経・13面)
ひとくちコメント
日本とメキシコの自由貿易協定(FTA)締結交渉で、自動車輸出にかかる関税について年間10万台の無税枠の設定を認める方針をメキシコ側が日本に伝えてきたことが分かったという。きょうの東京などが報じている。
また、協定発効後7年目に撤廃することでも最終調整に入った模様。日経は「鉄鋼や豚肉など依然として難航している分野もあるが、懸案の一つだった自動車で妥協点が見えてきたことで、妥結に向けて一歩前進した」と伝えている。
メキシコと言えば、かつて、民間レベルの日墨賢人会議のメンバーで、とりわけ親交の深かった財界人が、昨年12月31日に急逝した石原俊氏(元日産自動車会長)だった。
きょうは午前11時半から都内のホテルで「お別れの会」が行われる。海外進出などで一線を画した宿敵・塩路一郎氏は欠席するそうだが、故人の人脈の幅広さから、献花に訪れる顔ぶれが興味深い。