【ストラーダ DS100長期リポート その4】必要な機能厳選!頼りになるインフォメーション

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【ストラーダ DS100長期リポート その4】必要な機能厳選!頼りになるインフォメーション
【ストラーダ DS100長期リポート その4】必要な機能厳選!頼りになるインフォメーション 全 6 枚 拡大写真

『DS100』はストラーダシリーズの中ではエントリーモデルに位置する。とはいえ、地図やデータベースを含めたソフトは上級モデルの『DS150』や『DS250』と同種で、ポータブル機であるために3Dジャイロ、そしてCD再生機能などハードの一部機能が簡略化されている。

もっともDS100はGPS衛星の電波も最大12個まで受信できるほど精度が高いので、簡略化された部分のデメリットを感じる機会は少ない。現実に走っている道路を、地図上の自車位置がきちんと追いかけるマップマッチング性能は非常に秀逸なので、3Dジャイロなしでもまったく問題は感じないからだ。

ただし、衛星からの電波をキャッチしにくくなる超高層ビル群(東京都内の)などを走行する場合は、自車位置がさまよってしまうときもある。こうした不便を感じたときには、別売オプションとして自立航法ユニット(3Dジャイロ)をプラスすればよい。こうしたビル街だけではなく、都市高速やトンネルの多い山間部の高速道路などで衛星測位が難しくなる場合もジャイロがそれを補ってくれる。

ポータブル型であるDS100は、CD再生が可能なカーステレオが装着されたクルマに追加装着することを前提としている。CDの再生はカーステレオに任せ、DS100がカーナビやDVD再生の部分を受け持つ。機能を明確に分担しているため、必要のないと思われる機能についてはあえて採用なかったというわけ。

ハード的には一部簡略化されたものの、使いやすさを追求した地図や豊富な検索データなど、ソフトについては上位モデルと変わらない。電話帳の掲載情報をもとにした全国3000万件の個人宅電話番号ピンポイント検索をはじめ、約400ジャンルに細かく分類された施設検索などはしっかりと継承されている。施設検索の分類は驚いてしまうほど細かく、とくに「食べる・飲む」のジャンルはデータが充実している。たとえば「お寿司が食べたい」と検索した場合には、普通のお寿司屋さんと回転寿司の店をきちんと分けて表示してくれるのだ。

意外に便利なのが「まかせてサーチ」という機能。たとえば施設の正式名称がわからない場合でも、検索する際に名前の一部を入力すれば合致する中から候補をあげてくれる。複数のワードを入力するAND入力を使えば精度はさらに高まるので、名前をウロ覚えしているなんてときにも役に立つ。

地図は従来のものよりもソフトな、やさしい色合いのものが使われている。これも運転者の目を疲れさせず、バリアフリーにも配慮した工夫のひとつだという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る