1日午後、神奈川県横浜市保土ヶ谷区内の市道を走っていた消防車がカーブを逸脱して対向車線側にはみ出し、対向車線を走行していた相模鉄道の路線バスと正面衝突するという事故を起こした。
この事故で両車とも車体の前面部分が大破し、双方に乗っていた合わせて9人が軽傷を負った。
神奈川県警・保土ヶ谷署の調べによると、事故が起きたのは1日の午後1時5分ごろ。横浜市保土ヶ谷区川島町付近の市道で、横浜市消防局・旭消防署に所属する45歳の消防士が運転する消防車(中型ポンプ車)がカーブを曲がりきれずに対向車線側へはみ出し、正面から走ってきた相模鉄道の路線バス車両と正面衝突した。
この事故で両車ともフロント部分を中心に大破。バスの乗客15人のうち、6人がシートから投げ出されるなどして転倒して打撲などの軽傷を。消防車に乗っていた消防士3人も同様に軽傷を負った。
現場は緩やかな傾斜を持つ右カーブで、消防車側が坂を下っている状態だった。警察では消防車がスピードを出し過ぎていたことが事故の原因ではないかとみている。
消防車は火災予防運動のイベントに参加するために旭区内の福祉施設に向かう途中で、緊急走行ではなかった。