【インプレ'04】下野康史 トヨタ『クラウン』 コクの部分では欧州車よりモノ足りなさを感じる

試乗記 国産車
【インプレ'04】下野康史 トヨタ『クラウン』 コクの部分では欧州車よりモノ足りなさを感じる
【インプレ'04】下野康史 トヨタ『クラウン』 コクの部分では欧州車よりモノ足りなさを感じる 全 1 枚 拡大写真

「いつかはクラウンからBMWやメルセデスに行ってしまう」若年層に対処した12代目。欧州風のプロポーションとサスペンションを得て、たしかに10歳若返った感じ。

BMWでいえば、5シリーズから3シリーズに乗り換えたようなコンパクトな走行感覚が、クラウンとしては画期的。

新しい直噴V6はパワーも数値以上に感じるが、燃費も優秀。3リッター・ツーリングでも燃費でリッター10km近く走る。

だが、サスペンションのフトコロの深さは、318iやC180にまだ及ばず。とくに“アスリート”は乗り心地の洗練が足りない。ベストバイは、2.5リッターのロイヤルサルーン。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワー&フットワーク:★★★★★
装備内容:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

下野康史|モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  3. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  4. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  6. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
  7. ダムドが伊・OZ Racingとコラボしたネオクラシックホイール「Rally Racing 4×4」の受注を開始
  8. 初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
  9. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
  10. 全長100メートルのジャンボこいのぼりと名車がコラボ…第12回KAZOクラシックカーフェスタ
ランキングをもっと見る