三菱ふそうトラック・バスは11日会見し、02年1月に大型トラクターの左前輪が外れた事故で、タイヤと車軸をつなぐ「ハブ」のリコールを近く、国土交通省に届け出ると発表した。
事故当時、同社は「ハブの異常摩耗は適切な点検整備を受けなかったため」と説明し、念のために自主回収措置を講じていたが、今回の発表で設計・製作過程に問題があると認めた形だ。02年の事故では、外れたタイヤの直撃を受けた母子が死傷している。
同社はこれまでに約7万4000台の部品交換を終えており、約4万5000台がリコール対象となる見通し。