自動車各社の2004年春闘交渉は17日午前から回答が始まり、日産自動車は年間一時金(要求6.0カ月)のほか、1000円のベースアップ(ベア)相当額を含む7000円の賃上げについても会社側が満額回答した。
一時金は昨年の5.8カ月を上回る過去最高。また、ベア回答は5年連続となる。日産の交渉では、今年度も過去最高となる業績を背景に一時金の満額回答が固まっていたが、ベアについては回答日まで経営側が慎重な姿勢を示していた。
最終的には、カルロス・ゴーン社長の決断により、組合員の士気を高めるための回答内容となった。