トヨタ自動車系の変速機メーカー、アイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW、谷口孝男社長、愛知県安城市)は、中国・第一汽車との合弁で、オートマチックトランスミッション(AT)の生産会社を天津市に設立すると発表した。2005年1月から『クラウン』向けのATを年間5万台の規模で生産する。
同社が、海外にATの生産拠点を設けるのは、米国に次いで2カ所目。新会社の天津AWは、資本金1205万ドル(約13億5000万円)で、アイシンAWが80%、第一汽車が20%を出資する。3月中に天津市から設立の正式認可を得る見通し。
主要部品は日本から供給し、現地で組み立てを行う。トヨタ自動車の中国生産拠点である天津一汽トヨタ自動車と第一汽車に供給する。