カー用品産業白書…有力は機能部品とドレスアップ用品

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矢野経済研究所は、2004年版カー用品産業白書をまとめた。カー用品産業を主要10分野に分類、企業調査によって分野別市場動向を分析するとともに、消費者意識調査も併用してカー用品産業の現状と今後の方向性を検証した。

調査対象は、カー用品サプライヤー、卸売業、小売業、一般消費者で、調査は今年1−3月に、面接、電話、アンケートなどで調査した。

調査の結果、2002年のカー用品出荷市場規模は1兆1830億円で、前年比2%増で、2003年は同2.2%減の1兆1570億円を見込む。2004年は同0.6%増の1兆1640億円と予測。

分野別のトレンドでは、タイヤは2003年が6.1%減で、2004年が2.2%増を予想、アルミホイールが2003年が3.4%減で2004年1.8%減を予想、オーディオ・カーナビは2003年が1.9%減で2004年が0.4%減を予想、車内アクセサリーは2003年が5.4%減で、2004年が1.7%減を予想している。

オイル・ケミカルは同様に、1.2%減と1.2%減、消耗品が0.3%増と横ばい、機能用品が16.1%増と5.0%増、ドレスアップ用品が2.6%増と2.5%増、チューンナップ用品が3.3%減と0.4%増、その他が2.2%減と0.6%増をそれぞれ予想している。

全体的にカー用品需要は低迷する見通しで、増加しそうなのは機能用品とドレスアップ用品ぐらいだ。

また、1013人の消費者調査を実施した結果、この2−3年でカー用品にかかわる支出に関する回答では「減らす傾向」が2001年の調査開始以来、初めて過半数を超えた。

《レスポンス編集部》

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