大阪でも料金所襲撃…目的は?

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2日未明、大阪府摂津市内の近畿自動車道・摂津南インターチェンジ(IC)料金所に消火器を持った2人組の男が侵入。料金収受員の57歳男性めがけて噴霧し、現金3万5000円あまりを奪うという事件が起きた。

警察では3月31日未明に京都府宇治市内で起きた事件との類似点も見受けられるとして、関連を含め捜査を続けている。

大阪府警・摂津署によると、事件が起きたのは2日の午前3時45分ごろ。摂津市鳥飼和道付近にある近畿自動車道・摂津南IC料金所に消火器を持った2人組の男が接近。これを噴霧しながら料金所ブースに侵入した。

当時このブースには57歳の料金収受員の男性がいたが、この男性は消火器を持って接近する男を強盗と判断。売上金の入ったバックを持って飛び出すと、そのまま管理事務所の建物に逃げ込み、ドアにカギを掛けた。

この間、男たちはブースに侵入。レジに残されていた現金約3万5000円と、領収書発行機(時価100万円相当)を奪うと、そのまま付近に止めていたクルマで逃走した。

警察では強盗事件として捜査を開始したが、領収書発行機を持ち去ろうとする点が3月31日に京都府宇治市内の京滋バイパス・宇治西第2料金所で発生した事件に酷似しているという。この際は発行機を盗むことができず、破壊しているという。

通常、料金所の襲撃犯は現金を奪うことのみを目標とするが、この2件では通行券発行機や領収書発行機を盗むことが本来の目的ではないかと思われるほど、これに執着している形跡がみられる。

警察では京都府警と連絡を取りながら、事件の共通点を探るなどして、捜査を継続していくとしている。

《石田真一》

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