日産自動車とタイのサイアムモーターズは、サイアムニッサンオートモービル(SNA)、サイアムモーターズニッサン(SM&N)に対する日産の出資比率を現在の25%から75%に引き上げ、アセアン域内での日産の業績拡大を図ると発表した。
今回、日産が株式を引き上げるための費用の総額は76億4000万バーツ(約214億円)で、今後SNAとSM&Nは日産の子会社となる。
これに伴って、日産はSNAとSM&Nの社長として、日産の細川光作GOMマーケティング&セールス本部アジア2部部長を派遣、細川社長はタイの子会社のリバイバルプランとなる詳細な事業計画を今年7月に発表する。
タイの2003年の自動車需要は前年比30%増の53万3176台と急増しているが、SNAとSM&Nの2003年の合計販売台数は同1.8%減の4万3557台にとどまる。日産がマジョリティを取得、本格的に立て直す。