8日未明、千葉県東金市内の市道で、50−60歳代と見られる女性が頭から血を流した状態で倒れ、死亡しているのを通りかかったクルマの運転手が発見、警察に届け出た。
現場に事故の痕跡は無かったが、現場から1kmほど離れた場所で壊れた自転車とブレーキ痕が見つかっており、事故を起こしたクルマは死亡した女性をボンネットに乗せたまま遺体発見現場まで走り続けたものとみて、調べを進めている。
千葉県警・東金署の調べによると、事故が起きたのは8日未明と見られる。同日の午前4時40分ごろ、東金市薄島付近の市道に、女性が頭から血を流した状態で倒れているのを、クルマを運転していた男性が発見、警察に届け出た。
女性はすでに死亡しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。しかし、女性が発見された現場には事故の痕跡が全く無かったことから、警察で現場周辺を捜索したところ、1kmほど離れた場所で壊れた自転車とクルマのブレーキ痕を発見している。
女性の着衣は比較的きれいな状態で、汚れがあまり見られないことから、女性はここで事故に遭い、はねられたクルマのボンネットに乗せられたまま現場まで運ばれたと断定した。
警察では女性を乗せたまま走行しているクルマが目撃されていないか、周辺での聞き込みを行うとともに、女性の身元についても調べを進める方針。