今年のニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー、一般公開:9−18日)で、非常にユニークな出展を行ったのはボルボ。「100%リサイクル可能なボルボ」と紹介された『XC90』の正体は、なんとレゴブロックで造られた実物大モデル。レゴとボルボは「スカンジナビアの二つのアイコン」だ。
ボルボは、米国カリフォルニア州にあるテーマパーク「レゴランド」のオフィシャルカーにも採用されており、園内で6−13歳の児童向けレゴランド・ドライビングスクールや3歳から5歳向けのジュニアドライビングスクールなどを運営している。
「安全」「家族」のパートナーシップという間柄だが、レゴで遊んだ子供達が将来はボルボオーナーに、というのが正統派スカンジナビアンというところだろうか。
ショーに登場したXC90は、レゴランド内の展示作品を手がける「レゴ・マスター・モデル・ビルダー」の選抜チームが2カ月を費やして完成させた力作だ。制作にあたり使用されたレゴブロックの数は優に20万個を超える。
ショー終了後、作品はレゴランド正面玄関前へと展示会場を移すことになっているが、5月1日の序幕式でその正確なパーツ数が発表されることになっている。