9日午後、千葉県八千代市内の市道で、左折していた大型トラックの側面に33歳の女性が運転する自転車が突っ込むという事故が起きた。自転車は衝突の弾みで転倒。路上に投げ出された3歳の男児が後輪に踏まれ、内臓破裂などが原因で死亡した。
千葉県警・八千代署の調べによると、事故が起きたのは9日の午後1時ごろだという。八千代市村上付近の市道で、36歳の男が運転する大型トラックが道路沿いにある会社の敷地内に左折して入ろうとしていたところ、歩道を直進していた33歳の女性が運転する自転車が側面部分に突っ込んだ。
自転車は弾みで転倒したが、トラックを運転していた男はこれに気がつかずに前進を続け、転倒した際に路上へ投げ出される状態となっていた3歳の男児を後輪で踏んだ。男児はすぐに病院へ搬送されたが、内臓破裂などが原因で死亡している。
警察では大型トラックを運転していた男を業務上過失致死と道路交通法違反(安全義務違反)容疑で検挙し、事故当時の状況を聞いている。
警察の調べに対し、男は「自転車が進行していることには気がつかなかった」と供述しているという。