日産自動車は13日、中国に持株会社「日産投資」(社長・石原忠志氏)を設立、4月1日から営業開始したと明らかにした。中国の主力合弁会社である東風汽車への出資を日産本体から新会社に切り替えており、東風汽車の業績が日産の連結決算に正確に反映されるようにした。
日産投資は、日産の全額出資子会社で、本社は北京市。昨年6月に東風グループと折半出資で設立した東風汽車への出資会社となった。
東風汽車の業績は、これまで純利益を元にした持分利益が日産の決算に反映される仕組みだったが、2005年3月期からは営業利益の半分が日産投資を通じて日産の連結決算に反映される。東風の04年12月期の営業利益は400億円規模が見込まれている。