高級バイク窃盗・部品輸出事件、主犯格は海外逃亡か

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茨城県警は12日、東京都内などでハーレーダビッドソンなどの高級輸入バイクを盗み出し、部品レベルにした状態で台湾へ不正輸出していたグループでリーダーを務めていた25歳の台湾国籍の男を全国に指名手配した。

また、この男がすでに日本を出国している疑いもあるとして、再入国時に摘発する国際海空港手配も同時に行っている。

茨城県警・組織犯罪対策課の調べによると、発端となった事件は昨年12月に発生している。東京都内の警備会社から茨城県警に対し、「昨日都内で盗まれたバイクの位置情報発信装置が水海道市内で止まったままになった」と通報が寄せられた。

該当する場所は倉庫となっており、県警の捜査員が内部に踏み込んだところ、バイクの分解作業に当たっていた台湾国籍の男4人を発見。倉庫内からは盗んだバイクから採取したとみられる20数台分が部品も見つかり、4人は盗品等保管容疑で逮捕された。

後の調べで、この倉庫は都内で盗んできたバイクを部品レベルまで分解し、中古部品と偽った上で台湾に密輸出するための拠点基地だったことが判明。送り出した部品は、バイクに換算するとおよそ120台分(被害総額1億円相当)にも達していた。

県警では逮捕した4人の男を追及するなどして、継続的な捜査を実施してきたが、盗難や分解は25歳の台湾国籍の男が指揮していたと最終的に判断。この男を全国に指名手配するとともに、国際海空港手配も実施している。

《石田真一》

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