19日未明、愛知県高浜市内の県道交差点で、普通トラックと保冷車が出会い頭に衝突。トラックを運転していたとみられるブラジル国籍の男性が死亡。同乗していた1人が重体となっている。
愛知県警・碧南署によると、事故が起きたのは19日の午前3時35分ごろ。高浜市本郷町2丁目付近の県道交差点で普通トラックと保冷車が出会い頭に衝突した。
この事故でトラックの運転席付近が大破。乗っていた外国人風の2人は駆けつけた救急隊員によって救出されたが、このうち1人が外傷性ショックが原因で死亡、もう1人が全身打撲で重体を負っている。後に死亡した男性はブラジル国籍を持つ24歳だと判明している。
事故を起こしたトラックは前日までに大府市内で盗まれたものと判明したが、荷台には現金約1000万円が入った大型金庫が搭載されていたことがわかった。
この金庫は近くにあるホームセンターから盗まれたものとみられ、死傷した2人は逃走する際に信号を無視、事故を起こしたものとみられている。
事故の目撃者は警察に対して「トラックが衝突した直後、1人が走って逃げた」とも証言しており、警察では他にも盗難に関与した者がいるとみて行方を追っている。