ホイールが破損してタイヤ脱落…レアケースに注目

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20日午後、北海道上川町内の国道273号線で、旭川市方向に向かって走行していた大型トレーラーの右後輪が突然脱落し、対向車線を走っていた乗用車の運転席付近に激突した。

この事故によって乗用車はフロント付近が大破したが、運転者にケガはなかった。

北海道警・旭川東署によると、事故が起きたのは20日の午後1時ごろ。上川町中越付近の国道273号線を走行していた大型トレーラーの右最後部の後輪タイヤ1本が脱落。対向車線側を滑走し、走っていた35歳男性の運転する乗用車の右前部フェンダーに激突した。

この事故で乗用車は前部が大破して自走不能となったが、運転していた男性にケガは無かった。トレーラーはタイヤを脱落させたことに気がつかずにそのまま約3kmを走行。事故を目撃して後を追ってきたクルマからの指摘を受け、気がついたという。

事故を起こしたトレーラーは脱落した右側最後部の後輪のうち、内側の1本がバーストしていた。脱落したのは外側の1本だが、ホイールの中心部分の溶接箇所から剥がれ落ちる状態となっており、ボルトは1本が破断していたものの、残る7本は固定された状態で残っていた。

警察ではダブルタイヤ構造のうち、内側のタイヤがバーストしたことで外側に過度の負担が掛かり、ホイールの溶接部分に生じたクラックが徐々に拡大、振動が大きくなってきたことで脱落したとみている。

ボルト破断を原因とする脱落事故はこれまでにも頻発しているが、ホイールが破壊されるケースは珍しく、警察や国土交通省・北海道運輸局でも車両検分を行い、事故に至った経緯を調べる方針だ。

《石田真一》

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