【新型ジャガー『Xタイプ・エステート』海外試乗】ジャガーでワゴンがなんとも新鮮!…小沢コージ

自動車 ニューモデル 新型車
【新型ジャガー『Xタイプ・エステート』海外試乗】ジャガーでワゴンがなんとも新鮮!…小沢コージ
【新型ジャガー『Xタイプ・エステート』海外試乗】ジャガーでワゴンがなんとも新鮮!…小沢コージ 全 6 枚 拡大写真
最近、全世界的に伸びてるジャガー。昨年発表の『XJ』サルーンが好調なのはもちろん、根本は『Xタイプ』、『Sタイプ』といったコンパクト、ミディアムクラスの買いやすいジャガーが増えているからだ。しかし、俺にとってXタイプはイマイチだった。スタイル、ブランドイメージは高級でいいが、それに頼ってか、いまいち品質はモノ足りなかったからだ。

フォード譲りのV6エンジンは上質感が足りないし、室内のクオリティ、走りも大味。正直「これじゃベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』とはまっとうに戦えないな」って感じ。だが、今回の『エステート』で希望が見えてきました。

正直、クオリティはまだモノ足りない。だけどステアリングフィールは滑らかさを増したし、乗り心地も昔に比べてしなやかになった。とくに足の柔らかい「SE」のほうはね。

なにより一番の魅力は「ワゴン」であること。まず「ジャガーでワゴン」というハズし具合がいい。意外性があるうえ、スタイルもジャガー特有の欠点を補ってくれる。

実は今までのXタイプには致命的な欠陥があった。ジャガーらしくエレガントなスタイルなのはいいが、どうにもオヤジ臭い。この点、このエステートはほどよくモダン。リアデザインが古臭くなくていい。

それからラゲッジスペースがまとも。容量は445リッター(リヤシートを倒すと1415リッター)もあるそうで、ライバルたちに引けを取らない。セダンだと露骨にトランクが狭めだったりして、「ジャガーはやっぱりカッコだけ」って感じだったが。

ってなわけでベンツ、BMWはちょっと…という人にピッタリな実用ブランドコンパクトカー。値段、高めだけど悪くないです。

《小沢コージ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  2. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  3. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  4. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  5. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る