【インプレ'04】松田秀士 プジョー『307CC』 完成された感のある猫足フィール 

試乗記 国産車
【インプレ'04】松田秀士 プジョー『307CC』 完成された感のある猫足フィール 
【インプレ'04】松田秀士 プジョー『307CC』 完成された感のある猫足フィール  全 1 枚 拡大写真

足のしなやかさは、さすがプジョーといわしめるところ。ロールの初期はフリクションがなく、ロールが深くなるにつれてプログレッシブに減衰力が立ち上がる。それゆえ乗り心地もよいが、コーナーでもしっかりとした踏ん張りを感じられるのだ。プジョーには後付けのサスキットなど無意味だ。

だが、エンジンはちょっと非力。高回転域で、もうひと回りトルクがあればいうことなし。

フルオープンでもボディの剛性不足は感じない。ルーフをクローズドさせたときのラゲッジスペースがクーペよりも大きいところが“CC”の活動範囲を広げている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

松田秀士| モータージャーナリスト
GTでフェラーリを駆る現役レーサー。INDY500やルマンなど海外レースにも積極的にチャレンジする。すでに49歳が目前という年齢ながら、まだまだ走る。モータージャーナリスト活動にも積極的。日本カーオブザイヤー選考委員。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

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