タイヤ脱落で7人逮捕…三菱自動車と三菱ふそう

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神奈川県警と横浜地検は6日、横浜市で大型トラックから脱落したタイヤが直撃した親子3人が死傷した事故で、三菱ふそうトラック・バスの前会長の宇佐美隆容疑者(63)や元幹部ら5人を道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で、同社元部長ら2人について業務上過失致死傷容疑で逮捕した。
 
同県警などは同日、東京都港区の三菱ふそう本社に3回目の捜索に入った。逮捕したのは、道路運送車両法違反容疑が、宇佐美前会長と分社化する前の三菱自動車元常務の花輪亮男容疑者(63)、同社元執行役員で品質保証担当の越川忠容疑者(61)、望月進・元品質統括部長(54)、柿沼彰・元品質情報部長(54)の5人。業務上過失致死傷容疑は、村川洋・元市場品質部長(58)と三木広俊・元市場品質部員(56)の2人。法人としての三菱自動車も、虚偽報告容疑で書類送検する方針。
 
県警などの調べなどによると、同社の社員は大型車のハブに構造的な欠陥があることを認識し、放置すれば重大事故を招くと予見しながら必要な対策を怠り、横浜市の死傷事故を招いた疑いが持たれている。
 
また、同社の幹部は2002年6月の横浜の死傷事故で、国土交通省が立ち入り検査を行った際、自主回収したハブの中から無作為抽出した約3割に構造的欠陥が疑われる亀裂が見つかったデータを把握していながら、同省に虚偽の報告をした疑いが持たれている。

三菱自動車、三菱ふそうは6日に記者会見を開く予定。

《レスポンス編集部》

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