【ジャガーXJ6 試乗】フラッグシップの感触をよりリーズナブルに

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【ジャガーXJ6 試乗】フラッグシップの感触をよりリーズナブルに
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昨年新型が導入されたジャガーのフラッグシップモデル『XJ』シリーズに、エントリーモデルとなる、3リッターV6エンジンを搭載した『XJ6 3.0』が追加され、4月1日より発売が開始された。

『XJ』シリーズは全長5090mmという大柄なボディを持ちながら、アルミボディの採用によりラージサルーンらしからぬ、高い走行性能を実現。発売当初は3.5リッターと4.2リッター、さらに4.2リッターにスーパーチャージャーを組み合わせたV8エンジンが3種類ラインナップされていた。

プレミアム感を重視したフラッグシップモデルに、あえて3リッターモデルを搭載する狙いはどこにあるのだろうか。

ジャガージャパン XJブランドマネージャー須藤博氏は「XJは先代モデルでも直6エンジンを搭載したXJ6がラインナップされており、高い販売比率を占めていました。その先代XJ6にお乗りになるユーザーからも、3リッターモデルの導入を希望する声が多く、新型でも導入することになりました」

「『XJ』シリーズはサイズが大きくなりましたが、軽量なアルミボディを採用しているので、3リッターエンジンでも高いパフォーマンスを発揮することができます。また、3リッター以下の排気量とすることで、価格や税金の面でも国産上級車と充分に競合できると考えています」とコメント。

実際にXJ6の車両重量は1630kgとラージクラスサルーンの中ではきわめて軽量に仕上がっており、メルセデス『S350』と比較しても150kgも軽い。最高出力は243psと平均的な数値だが、それでもSクラスより大柄なボディを軽々と引っ張ってくれる。

価格はV8の3.5リッターモデルよりも46万円安い849万円。高額なクルマであることには変わりはないが、3リッターという日本では一般的な排気量のモデルがラインナップされることで、買いやすくなることは間違いない。『XJ6 3.0』は今後、シリーズのなかで最多量販グレードになるだろう。

《岡島裕二》

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