泥酔運転の元市議、高校生7人をはねる

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2日夜、岐阜県高山市内の市道で、道路中央を歩いていた高校生7人の列に後方から走ってきた乗用車が突っ込み、相次いではねられるという事故が起きた。

この事故で15歳の少年が腹部強打で重傷。他の6人も軽傷を負った。警察では泥酔状態で乗用車を運転していた57歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。

岐阜県警・高山署によると、事故が起きたのは2日の午後9時10分ごろ。高山市西之一色町付近の市道で、近くのコンビニエンスストアで買い物を終え、合宿先の民宿に戻る途中だった高校生7人の列に、後方から走ってきた乗用車が突っ込んだ。

この事故で最後部付近を歩いていた15歳の少年が腹部を強打する重傷を負い、他の6人も転倒した際に打撲や擦過傷などの軽傷を負った。

警察では事故を起こした乗用車を運転していた57歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕したが、この男は立っていられないほどの泥酔状態で、呼気からは0.65ミリグラムのアルコールが検出されたという。

警察の調べに対し、この男は酒を飲んでクルマを運転していたことは認めたものの、7人をはねたことについては「道路の中央を歩いているから避けられない」などと供述。一部その責任を回避するような言動を繰り返していたようだ。

負傷した高校生は高山市内で開催されている陸上競技大会に出場するため、同地を訪れていた。事故を起こした男は1999年まで高山市議を5期務めていた。

《石田真一》

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