損害保険ジャパンは、2003年度の連結業績予想を上方修正した。保険事故の発生状況が安定して推移していることなどから、単独業績が改善する見通しになったため。
連結業績は、経常収益が中間決算時点の予想から300億円増えて1兆9000億円に、経常利益が同285億円増えて1250億円に、当期純利益は同60億円増え540億円になる。同時に単独業績の経常利益と当期純利益も上方修正した。経常利益は中間決算時点にくらべ253億円増え1343億円に、当期純利益は同41億円増え641億円になる。
単独業績の予想値は、売上高にあたる正味保険料収入を中間決算発表時点の予想にくらべ21億円少ない1兆3528億円に下方修正した。ただ、保険事故の発生状況が安定して推移したことや、事業費率が低下傾向にあることなどから利益の改善幅が拡大する。