追跡中のパトカー、カーブを曲がりきれず

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6日未明、宮城県仙台市で、交通違反の容疑者を追跡していたパトカーがブロック塀に衝突する事故が起きた。この事故でパトカーが大破、運転していた27歳の男性巡査が軽傷を負っている。

宮城県警・仙台南署によると、事故が起きたのは6日の午前0時10分ごろ。これに先立つ午前0時ごろ、仙台市若葉区内を同署・地域課に所属する27歳の巡査がパトロールしていたところ、一時停止違反を行ったバイクを発見。停止を求めた。

巡査が職務質問と違反処理を行うため、パトカーを降りてバイクに接近しようとしたところ、男は巡査がパトカーを降りて歩き出した瞬間に急発進。そのまま逃走を開始した。巡査はすぐにパトカーに戻り、逃げた男の追跡を開始した。

男はその後、約700mに渡って逃走。パトカーもこれを追跡していたが、若林区霞目2丁目付近の市道でパトカーは減速に失敗。道路脇のブロック塀に激突した。この事故によってパトカーはフロント部分が大破。自走不能となったが、バイクに乗った男はこの隙に逃走している。

現場は陸上自衛隊・霞目駐屯地の裏手にある“くの字”型の急カーブ。調べに対して巡査は「急カーブであることに気づくのが遅れ、減速に失敗した」と話しているという。現場の市道は30km/h制限となっているが、当時はバイクとパトカーともに60-70km/h程度の速度で走っていたとみられる。

警察では現場から逃走したバイクの行方を追っている。

《石田真一》

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