トヨタ自動車が11日発表した2005年3月期単独決算予想によると、営業利益は前期比16%減の7000億円としている。国内販売、輸出とも1%余り拡大させる計画だが、円高による為替影響を2400億円見込んでいることによる。
売上高は0.4%増の9兆円の予想。為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=125円を前提にしており、対ドルで前期より1ドル=8円の円高。
また、原価低減効果については1200億円としており、前期の1600億円より控えめに見積もっている。「鋼材など原材料の価格上昇」(荒木隆司副社長)の影響もあるためだ。