車線減少が事故を誘発? 軽自動車が炎上

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11日未明、愛知県名古屋市内で、33歳の男性が運転する大型トラックに後続の軽自動車が追突した。軽自動車は弾みで道路左側のガードレールに激突して大破。漏れたガソリンに引火して炎上した。この事故で軽自動車に乗っていた19歳の女性が逃げ遅れて焼死している。

愛知県警・守山署によると、事故が起きたのは11日の午前3時50分ごろだという。名古屋市守山区幸心3丁目付近の国道19号線で、33歳の男性が運転する大型トラックの後部に、後続の軽自動車が追突した。この軽自動車は弾みで道路左側のガードレールにも激突。車体前部を中心に大破した。

男性はすぐにトラックを止め、事故を起こした軽自動車に駆け寄ったが、漏れたガソリンに引火してクルマはすでに炎上を始めていた。

運転していた若い女性は変形して開かなくなったドアと、目前に迫る火を見たことでパニック状態に陥っており、男性が「早くシートベルトを外して脱出しろ」と言ったが、シートベルトを外すことはできず、そのうちに火が大きくなって男性が助けだすこともできなくなった。

通報を受けて駆けつけた消防隊員が消火作業を行ったが、女性は車外に脱出できないまま焼死している。

警察は、この軽自動車を運転していたのが、クルマの所有者で岐阜県内に住む19歳の女性とみて、最終的な身元の確認を進めるとともに、事故がどのような経緯で発生したのかを調べるとしている。

現場は庄内川に架かる勝川橋の近くで、片側3車線。見通しはあまり良くないという。現場の先で車線が2車線に減少することから、警察ではどちらかの車線変更が事故につながった可能性が高いとみている。

《石田真一》

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