【新型VWゴルフ】若年層もターゲット

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【新型VWゴルフ】若年層もターゲット
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フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは5世代目となる同社の主力車種『ゴルフ』を日本発表した。その発表会の席上、梅野勉代表取締役社長は「新型ゴルフはフォルクスワーゲンジャパンが進めてきたブランド変革の原点となるクルマ」としながらも、メインターゲットとなるユーザーは「先代よりも若干若い、20代後半から30代前半の男性」と説明した。

昨年、高級SUVの『トゥアレグ』を発売し、プレミアム路線への変革を行ってきた同社が、5世代目となる『ゴルフ』ではターゲット年齢を下げてきたのはなぜなのだろうか。

「フォルクスワーゲンジャパンは、ブランド変革に力を入れ、より質の高いクルマを欲するユーザーに応え上級志向のクルマを提供してきました。その変革は成功している一方で、既存ユーザーの方々の年齢も徐々に上昇傾向にあります。しかし、ゴルフは元々、若い人から支持されてきたクルマです。そこで原点に戻り、今回はゴルフのようなクルマを最も必要としてくれるであろう、若年層をターゲットとしました。」

続けて、「今回のゴルフはシャシーはもちろん、エンジンやミッションも一新しており、インテリアも大幅に質感を増しています。それでいながら価格は先代モデルとほぼ同等とすることができました。この価格なら、充分に若いお客様にも検討していただくことができると思います」とコメント。

さらに「新型ゴルフは上級車種からフィードバックされたノウハウを元に、上質なクルマに仕上がっていますが、ゴルフはゴルフです。敷居を高めるよりも、より多くの人に支持されてほしいクルマなのです」とコメントを残した。

新型ゴルフはボディサイズも大きくなり、フォルクスワーゲンジャパンが進めるブランド変革に乗ってプレミアム路線を進むのかと思いきや、そうではないようだ。新型ゴルフがプジョーに移行した、若年層の輸入車ユーザーを取り戻すことができるかどうかに注目したい。

《岡島裕二》

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