飲酒運転の自転車同士が出会い頭に衝突

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13日未明、福岡県福岡市内で自転車同士が出会い頭に激突し、双方とも転倒、このうちの1人が頭を強打して意識不明の重体となった。警察ではもう一方の当事者である39歳の男性から事故の経緯などを聞いているが、男性は「よくわからない」と供述しているという。

福岡県警・(福岡)中央署によると、事故が起きたのは13日の午前0時30分ごろ。福岡市中央区平尾付近の市道で、2人の男性が倒れているのを通行人が発見。「事故ではないか?」として警察に通報した。

警察官が現場に到着した際、現場には2台の自転車が転倒して放置されており、その近くに27歳の男性が倒れていた。男性は頭から血を流しており、警察官の呼びかけにも応答しないため、救急車を手配して病院に収容したが、男性は頭を強打しており、意識不明の重体となっている。

警察では自転車同士が出会い頭に衝突したと断定。もう一方の当事者である39歳の男性から事情を聞いているが、警察の調べに対しては「酒に酔っていたし、細かい状況まで覚えていない」と供述している。

重体となっている男性の血液からも酒気帯び相当量のアルコールが検出されており、双方とも飲酒状態で自転車を運転していたとみられている。

警察では業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑でこの男性から引き続き事情を聞く方針だ。警察では「自転車は軽車両にあたり、飲酒運転は道交法違反の摘発対象となりうる」と説明している。

自転車の運転を軽視している人は数多いが、クルマのように強制保健も無く、任意保健に加入している人もほとんどいないため、事故が発生した際には補償を巡って当事者同士が紛争状態になることも珍しくない。

クルマの事故と同じく、重傷を負えば高額の治療費が必要となり、加害者に支払い能力が無ければ被害者側がこれを負担することになってしまう。

《石田真一》

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