世界ラリー選手権(WRC)第5戦キプロスラリーは16日にフィニッシュしたが、三菱自動車モータースポーツチーム(ランサーWRC04)のジル・パニッツィ、クリスチャン・ソルベルグはともに15日のレグ2中盤でリタイヤした。
SS8でクソルベルグのエンジンにトラブルが発生、スローダウンを余儀なくされSSの途中で完全にストップした。パニッツィはSS9のゴール直前でエンジンに異常が発生、フィニッシュラインは通過したものの、ロードセクションでの修理がタイムオーバー。
テクニカルディレクターのマリオ・フォルナリスは、「ソルベルグに発生したトラブルは、エンジンのアンチラグシステムに関係するものだ。パニッツィのトラブルはソルベルグに起こったものと似ているが、内容が若干異なる」とコメント。
「詳しい原因については現在調査中だが、セッティングのミスではないことは確かだ。キプロスや、これから続くギリシアやトルコに向けて施した高温対策については成果があった」