クルマを強奪する目的で割り込み?

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14日未明、埼玉県さいたま市内の国道16号線で、強引に車線変更してきたクルマにクラクションを鳴らした25歳の男性が、割り込んできたクルマに乗っていた2人組に暴行され、現金とクルマを奪われた。警察では強盗傷害事件として犯人の行方を追っている。

埼玉県警・大宮署によると、事件が起きたのは14日の午前2時30分ごろ。さいたま市見沼区春野2丁目付近の国道16号線で、25歳の男性が運転する乗用車の直前に、隣の車線を走っていたクルマが強引に割り込んできた。

衝突の危険もあり、男性は急ブレーキを掛けて回避したが、クラクションで抗議の意思を示したところ、信号待ちで停車した際に、前のクルマから30歳前後とみられる男が飛び出し、男性を車外に引きずり出した上で「何を鳴らしとんだ!?」と怒鳴りながら、模造刀のようなもので男性の顔面を殴打した。

男は倒れている男性を車内に強引に押し込み、自分が運転して300mほど離れた場所にあるバスの折り返し場に連れて行き、割り込んできたクルマを運転して後を付いてきた男と2人で執拗な暴行を加えた。

男たちは男性が所持していた現金約1万円入りの財布を奪い、クルマも乗り逃げしている。男性は病院に運ばれたが、全治2-3週間程度の重傷を負っている。

男性が乗っていたクルマが高級輸入車だったこともあり、警察では偶発的に発生した事件ではなく、当初からクルマを奪う目的で起こされた可能性もあるとして、強盗傷害事件と断定し、現場から逃走した男たちの行方を追っている。

被害者本人、事件の目撃者の証言によると、犯行に関与した男はいずれも20歳代後半から30歳代前半とみられ、うち1人は身長175cm程度で細身。もう1人は身長165cm程度で小太りだという。

《石田真一》

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