全高は低いながらも、低床パッケージによってライバルに遜色ない室内空間を実現したホンダ『エリシオン』(13日発表)。ドライバーが主役の『オデッセイ』とは異なり、乗員全員が平等に快適さを実感できるのが特徴だという。
「オデッセイはドライビングを楽しむクルマで、エリシオンは気持ちいい空間の中で移動を楽しむもの」と説明するのは、エリシオンのインテリアデザインをまとめた森康太郎研究員。クルーザーのような快適さを得るために、包まれ感よりも広がり感のあるデザインにしているという。
インテリアでのライバルに対するアドバンテージとして、森さんは3列座席すべてが平等に快適さを享受できることを挙げる。通常のミニバンは最後列座席の両端にはトリムがなく、乗員は樹脂パネルに囲まれるのだが、エリシオンではドアトリムと同じファブリックが貼り付けられている。どこに座っても同じ快適さ、というわけだ。