いすゞ04年3月期連結決算…排ガス規制特需で過去最高

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いすゞ自動車は、2004年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.0%増の1兆4303億円、営業利益が同446.4%増の845億円、経常利益が817億円、当期純利益が547億円となった。

営業、経常、当期利益は全て過去最高で、とくに、経常、当期利益は前年同期の赤字から一気に大幅黒字に転換した。
 
いすゞの連結決算が大幅増益となったのは、国内のトラック販売が好調に推移したのが主因だ。排ガス規制強化で、新車への代替えが促進され、国内販売台数は同66.5%増の10万3000台となった。海外販売は米国でのRVの販売が大幅に落ち込み、同17.9%減の17万7000台だった。

収益でも国内新車販売の増加などの影響で、391億円、費用削減で456億円、合理化効果で240億円の増益効果があり、GMからの開発費支援金の削減で189億円、為替差損25億円などの減益効果もあったが、最終的には大幅な営業増益となった。
 
今期の見通しは、国内販売が前期の反動で、同21.5%減の8万1000台と、大幅に落ち込む見通し。海外販売も同7.7%減の16万4000台と不振で、為替水準も円高ドル安が進行すると見ている。

このため、売上高が同5.6%減の1兆3500億円、営業利益が同17.1%減の700億円、経常利益が同20.4%減の650億円、当期純利益が同8.6%減の500億円と減収減益となる見通し。

《レスポンス編集部》

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