【三菱ふそう、新たな欠陥】その6…三菱自動車の再建にも暗雲

自動車 ビジネス 企業動向

三菱ふそうトラック・バスの新たな欠陥公表は、三菱グループらの協力で再建策をまとめている三菱自動車工業の行方にも影響を与えそうだ。

プロ相手のトラックと違い、乗用車はブランドイメージ低下による販売減の影響が出やすい。しかも、そもそも2000年にリコール隠しで逮捕者が出たにもかかわらず、当時の三菱自がリコール隠しを続けていたことになり、「ふそうの件は別会社」という言い訳も通用しない。

また、ふそうの親会社であるダイムラークラスラーにとっても、不祥事の続く三菱ふそうトラック・バスへの投資に株主らから疑問の声が出ることが予想される。

ポート社長は「ここ数日間の展開を、ダイムラークライスラーを含むずべての株主に連絡している。ダイムラー社は、我々が過去の問題を精算している、ということをサポートしてくれている」としているが、“過去の清算”も、その規模によっては市場や株主から“三くだり半”を突きつけられかねない。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  2. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る