三菱自動車は、事業再生計画で、再生断行のための組織改革を実施することを盛り込んだ。前回計画のターンアラウンド計画が目標未達成となった反省にたって、V字回復で、目標を計画通り達成した日産を手本にした。
具体的には、再生を断行するため、1年間限定で事業再生委員会を設けるとともに、事業再生テーマごとに部門横断チームを設置する。チームは若手中心で、組織の壁を乗り越えて大胆な実行案を再生委員長に提言する。日産が日産リバイバルプランで導入したクロス・ファンクショナル・チームと全く同じ考え方だ。
また、事業再生委員会のトップは外部の投資家に就任してもらい、外部の視点から厳しい改革を推進するとしている。