フェラーリ会長、イタリア産業界の「顔」に…次は政界入り?!

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フェラーリ会長、イタリア産業界の「顔」に…次は政界入り?!
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フェラーリ会長兼社長ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロは26日、イタリアを代表する経済団体であるイタリア工業連盟(コンフィンドゥストリア)の会長に就任した。

任期は2008年までの4年間。フェラーリ・マセラーティ・グループの役職は続投する。これによって、メーカーのトップとしての「顔」だけでなく、イタリア産業界の世界に向ける「顔」の役目も果たす。

モンテゼーモロは今年初め、工業連盟側からの要請に対して就任意欲を表明。3月には事実上内定していた。驚くべきは、信任投票で98.5%の会員がモンテゼーモロを支持したことである。27日、就任後初の総会では、手ごわいことで知られるイタリアの各労働組織との対話を表明。野党勢力からもおおむね好意的に受け入れられた。

いっぽうで、政府で論議されている国家の連邦制移行には「国を沈没させるものだ」と反対するなど、政治に関しても率直な見解を述べた。前回のイタリア総選挙では、国民の人気を獲得したいベルルスコーニ現首相から政界入りを打診されたが、固辞した経緯がある。だが今回の会長就任は「政界入りへのステップか?」との見方もできることも事実だ。

ちなみにフェラーリでは、ジャン・トッドF1監督が従来の取締役からフェラーリ部門担当取締役に6月1日付けで昇格することが内定している。これも“ポスト・モンテゼーモロ”が着々と用意されていると受け取れないでもない。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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