20m下の雑木林にダイブ

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29日深夜、大分県内の宇佐別府道路上り線で、乗用車がのり面に乗り上げたまま滑走した後、約20m下の高架下に転落した。この事故で乗用車の後部座席に乗っていた女性が死亡。運転していた男性ら5人が重軽傷を負った。

大分県警・高速隊によると、事故が起きたのは29日の午後11時30分ごろ。安心院町矢津の宇佐別府道路上り線で、20歳の男性が運転する乗用車が道路左側にあるのり面を滑走した後、そのまま高架橋の下に落下。約20m下の雑木林にクルマが引っかかった。

この事故で後部座席に乗っていた19歳の女性が全身を強く打ち、収容先の病院で死亡。運転していた男性を含む5人が骨折など重軽傷を負っている。事故を起こしたクルマの定員5人をオーバーしていた。

運転していた男性は事情聴取に対して「突然コントロールが効かなくなり、カーブを曲がれずに突っ込んでしまった」と供述しているという。20m転落しているが、樹木がクッションとなり、被害の拡大は避けられたようだ。

警察では、速度超過状態で走行していたことや、定員オーバーでブレーキの効きが悪くなっていたなど、複合的な要素から事故に発展したのではないかとみて、男性の回復を待って業務上過失致死傷容疑で調べを進める方針。

《石田真一》

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